
※個性学は個性心理学・ISD個性心理学とは別団体のサービスです。
このページにたどり着いた人は、
- 個性学って最近知ったんだけど、なんだろう?
- 本当に信用して使えるものなの?
- 生年月日だけでそこまでわかるの?
- 企業で使っても大丈夫なものなの?
- 占いなの?マルチなの?
など、個性学に対していろんな疑問を持っている人だと思います。
このページでは、このような疑問をすべてスッキリできるように、
- 個性学の開発ヒストリー
- 個性学の成り立ち
- 個性学を使った活用例 などを
2018年に個性學の講師資格「個性學エヴァンジェリスト」を取り、今は企業の採用・育成・マーケティングに個性學を活用している筆者がわかりやすくお伝えしていきます。

占い嫌い・マルチ嫌いな私が、フラットな視点でお伝えしていきます!
※個性學®は株式会社日本個性學研究所の商標登録サービスであり、著作権は株式会社日本個性學研究所が所有しています。


個性学ってなんだろう?開発ヒストリー


個性學は、一人ひとりが生得的に備わっている(生まれ持った)『特性や能力』を客観的に理解し、それを磨き発揮することで、社会の発展に貢献し自らも幸せになるために確立された《実践学》です。
1971年、個性學の創始者(石井憲正)がその当時「適性」を知る方法が無いことに気づき悩み、それを解決するために「組織における適性と能力」の解明に着手し、「一人ひとりのしあわせ」・「スムーズなコミュニケーション」・「個人と企業(組織)の成長」をテーマに個性の研究に取り組み、その研究結果を総称して『個性學』と呼んでいます。
引用元:株式会社日本個性學研究所公式ウェブサイト
と、少し説明が難しいので、開発ヒストリーを交えながら詳しくご紹介していきます。
個性学は仕事の適性を知るために生まれた
個性學は、創始者 石井憲正氏が1970年代にシステムエンジニアの採用担当をしていたことがきっかけで生まれます。
当時、石井氏が新たに採用をしても、仕事に適合できずすぐに辞めてしまう人が多く「システムエンジニアに向いている人がわかる方法があればいいのに」と悩んでいました。
そのため石井氏は仕事の適性がわかる方法を探し、
- 適性試験
- 心理テスト
など様々な方法を試しましたが、仕事の適性はわからず、実際に仕事をやらせてみないとわからない状況でした。
せっかくお金と時間を投資して採用しても、次から次へと辞めてしまう・・・
会社としては「何としてもシステムエンジニアに向いてる人を採用してくれ!」と必死。石井氏は「何とかしないと・・・」と悩んでいました。
仕事の適性を見つけるきっかけは生年月日
そんな時、石井氏は義兄から「これが参考になるかも」と生年月日を元にした「性格の本」を受け取ります。


その本を読んでみると意外にも非常にあたっており、
「もしかしたら仕事の適性に通じる何かがわかるかもしれない」
と、徹底的に生年月日についての本を読み、会社に残っているシステムエンジニアの生年月日を調べてみました。
すると、全員同じ「キー」を持っていることがわかりました。
それがきっかけで、
- 生年月日と適性の関係
- 生年月日でどんなことがわかるのか
- 生年月日の可能性
- 人間の個性の特定化
- 企業や組織で使える仕事の適性
の本格的な研究を行い、
- 東大卒でも仕事の適性のない人には仕事はできない
- 「勉強ができること」と「仕事ができること」は全く違う
- 「適性があること」と「仕事ができること」とも違う
このように当時判ったことをベースに、1990年に今の分類体系が完成しました。
1990年に個性学が開発されてから30年以上経ちました。
これまで、仕事の適材適所を叶える適性診断をはじめ、経営者向けのコンサルティング、採用マネジメント、事業継承サポートなど、人にまつわる経営全般を幅広くカバーできるツールとして、全国で3,600社の企業の人材活用に活用され、診断者数は100万人以上にのぼります。
個性学を活用している企業には、関西・海外での飲食チェーン「ぼてぢゅう」様があり、人材採用ウェブページにもその効果と目的が書かれています。





占いのように未来を予測するわけじゃなくて、仕事の適性を知るために生年月日を使っているツール、ということですね。
じゃあ次はその仕組みを見ていきましょう!
図解でわかる!個性学の仕組み
個性学は理論を学んで実践して効果を得られる実践学です。実践するための、基本的な仕組みをご紹介していきます!



まだ個性学の全貌が解らないと思うので、少し具体的に見ていきましょう!
個性には先天的・後天的な要素がある
個性学は一人一人の個性を解明し、誰でも使えるように体系化されています。
下の画像が個性学の全体像です。項目ごとにタイプ分けがされていて、組み合わせると72万通りにまで個性が作られるようです。
ですが、実際に現場で使うのは一番かんたんに覚えられる3タイプなので、「そんなん使いこなせっこないよ!」って思わなくて大丈夫です^^


人のが持つ性格や性質などぜんぶをひっくるめて「個性」と呼んでいます。個性は天分・トキ・器の3つに構成できると考え、そのうち、
- 先天的に生まれ持っているもの→天分とトキ(個性学で具体的にわかる)
- 後天的に環境・学習・経験でつくられていくもの→器(個性学ではわからない)
としています。
そのうち、個性学で分かるのは、先天的な「生まれ持っているもの」のみです。
そのため、生年月日が全く同じであっても、同じ人にならないのは、生まれ育ってきた環境・学習・経験で作られてきた後天的な器が違うから、ということです。



だから「同じ年月日に生まれた人なら全員一緒!とは考えない」ってことですね
個性は、先天的に決まっている要素を基本として、行動によって作られていきますが、先天的な天分は一生変化しません。
たとえて言うと、桜は一生桜であって、桃には変化できないのこと同じことです。


天分とは何か?
「天分」いう言葉が出てきましたが、どんなことを想像しますか?



なかなか馴染みがない言葉ですよね。
「天」という言葉にはいろんな意味がありますが、現代でよく使われるのは、
- 人事を尽くして天命を待つ
- 天分に富む
- 天分を全うする
- 持って生まれた天分
というような言葉で聞いたことがあるかもしれません。
それを踏まえ、個性学では天分をこのようにとらえています。
「天分」を言葉の意味から考察するならば、「人間の人知・人力では如何ともなし難い、生得的に決まった、決められている分、性質、才能」となるであろう。
「経営心理学」石井憲正氏,凸版印刷株式会社,1993年初版発行
天分とは、生まれ持った「才能」と理解するとわかりやすいと思います。
さらに石井氏は、天分を知ることは、自分の本当の強みを知ることだとも述べています。
天分とは、天から与えられたその人だけの生まれ持った性質・性格・生き方・能力であるから、その人の“強み”ということもできる。したがって、自らの天分を知ることは、“本当の強み”を知ることであり、「天の声を聞く」ことでもある。
「天に順う物は存し、天に逆らうものは滅ぶ」(孟子)
「経営心理学」石井憲正氏,凸版印刷株式会社,1993年初版発行
そして天分を以下の3つに集約しました。
- 性格・・・人間が生まれてから受けてきたさまざまな環境的な影響や遺伝的な影響を一切取り除いた「生まれ持った気質・性分」
- 生き方・・・生得的性格を生かす生き方。生かす環境、生かし方。
- 能力・・・生得的性格を組織や生活の中で具体的に顕在する力。
これらの「天分を知る」ことで、自らの天分に従って運命を開拓していき、無限に自主創造進化していくことが「天分を活かす」ことだと石井氏は述べています。
ここまで難しい内容ですが、かんたんにまとめると
ということです。



自分らしい運命を歩みたいなら、自分の「天分を知る」つまり、自分のことを知らないと何も始まらないよね!ってことです。
天分で性格がわかれば仕事の適性を見える化できる
ちょっと難しい話が続きましたが、天分でわかる内容について見ていきましょう。
天分には、
- 性格
- 生き方
- 能力
がありましたよね。
そのうちの性格は以下の3項目に分かれ、タイプに分類されていきます。


- 意思決定・価値基準のポイント
- 行動特性
- 仕事の役割
ここでポイントなのは、性格には2面性があるということです。


①の意思決定・価値基準のポイントは無意識のため、本人の自覚がないことが多いですが、親しい第三者から見るとよくわかる「意思決定する時に基本となる価値観」のことです。
個性学では「内面」と呼んでいます。
一方、②の行動特性は本人の自覚があり行動する時に現れる部分で「外面」と呼んでいます。
自分でも意識がある部分で、第三者から見ると第一印象にあたる部分です。このように性格は内面と外面の2面性を持っているため、第一印象と中身が違い、「思ってたような人じゃなかった」となる場合もあります。
そして、性格のタイプにより価値観・行動特性・仕事の役割が全く違うため、
- 頑張らなくても得意にできる仕事=向いてる仕事 と
- 頑張っても一向にできない仕事=向いてない仕事
が出てきてしまいます。
そのため、企業で人を採用する時に「仕事に向いている人」を採用しないと、
- 意外と仕事ができない人だった
- 仕事を覚えるのに時間がかかる
- 何度教えてもミスが減らない など
といった、採用ミスマッチが起こってしまいます。
そんなことを起こさないようにできるのが、個性学の適性診断です。
事前に採用予定者を個性学で診断すれば向いている仕事・向いていない仕事がわかり、採用ミスマッチの確立を下げることができます。
具体的には、以下のような診断レポートを使って仕事の適性を見える化するように開発されています。
診断レポートについては別記事で詳しくご紹介しますね。


向いている仕事は10やれば10成長して、実力をつけ結果を出せる
向いてない仕事は10やっても3しか成長できず、実力もつかず結果を出せない
最初から仕事に向いている人を見極めて、その人を仕事に適材適所しよう!というのが個性学の考え方です。


個性学は本人に診断テストを受けさせることなく仕事の適性を見える化ができるため、
- 本人の意図的な回答による影響を受けない
- SPIやクレペリンなどの既存の適性試験ではわからない部分が分かる
ことが特徴です。



ほかの適性診断ツールではわからないことをカバーできるのが個性学の適性診断なんですね。
トキがわかれば、ベストなタイミングを見える化できる


個性学で分かることの2つ目に「トキ」があります。
トキとは「時」のことで、誕生の瞬間にトキのサイクルが始まり、
- 一定の期間で
- サイクルごとの事件が起きる ことを見える化したものです。
もう少し具体的に言うと、
一定周期で特定の事件が起きるようになっていて、それを生まれてから死ぬまでの間、繰り返し繰り返し体験する
とうことです。
つまり、
- 仕事を辞めたくなるトキ
- 新しいことを始めたくなるトキ
- これまで頑張ってきたことが成果として出てくるトキ
- いままでのことを反省するトキ
などの、タイミングが人それぞれに存在しているということです。


例えば、
- 経営者であるあなたが、2代目とバトンタッチすべきなのは○○のトキに交代しないと上手くいかない
- 新しく採用するなら、応募者のトキが○○のトキにしないと戦力にならない
- 新規事業を始めるなら○○のトキにしないと思うように結果を出せない
このように、トキの影響を大きく受けるものはたくさんあります。
個性学のトキを見れば自分にベストなタイミングが分かります。
「今のタイミングでいいんだろうか」という不安を抱かず、自信をもって前に進んでいくことができるようになります。



トキは適性診断とは違うけど、ベストなタイミングで行動できるようになるということですね。
個性学で解らないことはこんなにある
個性学で分からないことももちろんあります。
- 能力の高低(数値)
- 学力
- 運動能力
- 器
- 将来どのような人になるか
- 信用できるかできないか
個性学で分かることは、生まれ持った特性や性質です。能力の高い低いや、学力を知りたい場合は、他社の適性検査と合わせて人物診断をすることをお勧めします。
また、前述したように個性学では生まれてから育っていく過程で身に着けた性格・能力(器)は分かりません。
なので、
- 常識がない親に育てられている
- 親に否定されながら育てられて自己肯定感が低い
- 先輩・上司に否定され続けて自己肯定感が低い
など、親や周りから認められない環境で長く過ごしている場合、その影響を強く受けすぎて生まれ持っている個性を発揮できていない場合があります。



人の個性は複雑だから、簡単にはわかりませんね!
以上が個性学でわかることの全体像でした。
もっと細かい話をすると、タイプごとの特徴やトキのパターンの話になってきますので、気になる方は下の記事を参考にしてみてください。


大成功した経営者が仕事の強みを生かした方法とは


個性学は適材適所を叶える採用・育成など主にビジネスの世界で使われてきましたが、その理由を「生まれ持った仕事の強みを生かす」という視点で検証していきます。
この章では3人の名経営者をピックアップして、個性タイプごとの仕事の強みをみていきます。
著名経営者で見る「強み」の活かし方
一言に企業経営といっても、いろいろな経営スタイルがあります。
個性学では企業が成功するための最重要ポイントは、
と考えています。
では、天分経営をするには何を基準にするでしょうか?
答えは、自分の性格タイプを基準にすることです。性格タイプは、
- 人志向
- 城志向
- 大物志向
と分類され、それぞれの強みは全く異なります。


人間らしくがキーワード:人志向
まずはじめは「人志向」というタイプをご紹介していきます。「人間らしく」がキーワード。
ちょっと時代はさかのぼりますが、自動車のHONDAを創業した本田宗一郎さんをピックアップ!





本田宗一郎さんのことはよく知らなかったのですが、いろいろ新しいことを成し遂げた方なんですよね~!
私は真似が嫌だから、うちはうちの作り方でやろうということで苦労したわけである。
しかし、周りに追いつくまでに時間をかけて努力したことが、追いついてからの技術の差になった。われわれは、最初から苦しむ方向をとったから、あとは楽になった。
真似をして楽をしたものはその後に苦しむことになる。
・・・目先の成績にこだわり、独自の哲学に基づく創意を少しでも放棄するような考え方が生まれたとき、企業は転落と崩壊の道をたどりはじめるだろう
本田宗一郎著「私の手が語る」講談社
人志向の強みは、
- 人柄・信頼・共生を考えられること
- 日々進歩・先進性・革新性
- どこにもない独創性
- 信用・信頼・人脈・ブランドを創る
- 一歩先をリードする
- 人の真似をしない
- 次に何が必要か、その方向性を創る
人志向という言葉自体、どことなく人格者的な優しさをイメージさせるのだが、まさにその通りである。
人生においては、人間らしく生きたいと考えている。いいかえれば人生の目的なのである。
人間らしく生きたい心は、同時に「私はいい人でありたい」「他人から信じられる人になりたい」「周りの人の幸せを考えたい」につながる。
したがって、意思決定における「人間らしさ」とは「人柄がいいか悪いか」「人の幸せを考えられるか否か」「信用できるか否か」ということが、人志向社長の判断の基準となる。
「経営心理学」石井憲正氏,凸版印刷株式会社,1993年初版発行
人志向は共生を考え、競争はしたくない。だから今までにない独創性があるものを創って競争を避ける方法を考えられるのが強みです。
本田宗一郎氏でいえば、
- エンジンの回転数を2倍から3倍にしてもこわれないバイクエンジンを開発し、1959年イギリスのマン島で行われたオートバイレースでいきなり優勝
- 世界で初めて最高時速200km/hを突破した、量産二輪車初の並列4気筒エンジンを搭載したドリーム CB750 FOURを発売
- 世界に先駆けて米の大気浄化法(マスキー法75年度規制)をクリアした排気ガスをクリーンにして出せるCVCCエンジンを開発
- 究極のテクノロジーを得るために自動車レース最高峰F1に参戦
競合他社を真似するのではなく、競合しなくてもいいように独創性を貫いた本田宗一郎氏は、まさに人志向の強みを生かして経営をしているといえるでしょう。
現代の著名な人志向の経営者を挙げてみると・・・
- ソニー創業者 盛田 昭夫氏
- ユニクロ創業者 柳井正氏
- ニトリ創業者 似鳥昭夫氏
- ダイソー創業者 矢野博丈氏
- Microsoft 創業者 ビル・ゲイツ氏
- Apple 創業者 スティーブ・ジョブズ氏
いずれの経営者も「真似ではなく独創性」「今までにない革新性」が共通していませんか?



次はどんなタイプが出てくるんでしょう?わくわく!
競争がキーワード:城志向
2つ目のタイプは「城志向」というタイプです。一国一城の主から「城志向」と名前が付けられていて、「自分がモノサシ」なタイプです。
例として現Panasonicの生みの親、松下幸之助さんをピックアップ!





商売上手というイメージはありますが、皆さんはどんなイメージがありますか?
城志向の強みは、
- 儲けること・仕事ができること
- 一生懸命さ
- 無駄を嫌う・コストパフォーマンスを考えられる
- サービス精神旺盛
- 体をフルに使った行動
- お金・不動産・商品・システムなど形ある財産を創る
- 次に何で儲けるかを考えられる
城志向は人生においては一国一城の主人なりたいと考える。
一国一城の主になりたいという心は、「小さくてもいいから自分の自由になる城、会社が欲しい。そこで思いっきり仕事をやって稼いで、自分の思うがままの生活をしたい。自分の思うがままの会社、組織をつくり、思うがままに操ってみたい」という心につながっていくのである。
そして、その結果が必ず「お金」に結び付かねば意味がない。なぜならお金がないと何も買えない、何もできないからである。
そのためお金を中心とした意思決定をする。
「経営心理学」石井憲正氏,凸版印刷株式会社,1993年初版発行
松下幸之助さんは、本田宗一郎さんのように新しいものを創ったわけではなく、
を判断基準とし、
- 技術のソニー販売の松下といわれるほど、全国の販売網を構築し、販売の効率化
- 水道の水のように低価格で良質なものを大量供給することにより、物価を安くし消費者の手に容易に行き渡るようにした「水道理論」
- ダムのように資金や設備、人員に余裕を持たせ、世の中に常に一定した価値を提供する「ダム経営」
- 5か年計画、250年計画を立てて、次に何で儲けるか構想を練る
このように、徹底した「効率性」「収益性」を追求したのが松下幸之助氏であり松下電器産業の「強み」だった、ということです。
現代の著名な城志向の経営者を挙げると・・・
- ドン・キホーテ創業者 安田隆夫氏
- アイリスオーヤマ創業者 大山 健太郎氏
- ビックカメラ創業者 新井隆二氏
- くら寿司創業者 田中邦彦氏
- 価格ドットコム創業者 槙野光昭氏
- Meta(Facebook)創業者 マーク・ザッカーバーグ氏



人志向の本田宗一郎さんとは対照的でおもしろいですね~
最後、3つめのタイプを見てみましょう!
天下をとるがキーワード:大物志向
3つめラストは大物志向というタイプです。今までの2つのタイプとは異なり、「大物になる」そのために集中して結果を出せることが強みのタイプです。





孫さんといえばソフトバンク!ですが、その歴史を見てみると・・・
大物志向の強みは、
- 権威性と成功したい願望
- いますぐのスピード感
- 心の持ち方を大切にする
- 組織を大きくする
- 今すぐ動く
- 味方には心配り・敵は再起不能にするカリスマ行動
- 旗を振り権威権力となり組織を作る
- すぐに結果が出るものは何か、可能性を探る
孫さんは、新たな商品を作ったわけでもなく、販売店を創って収益効率化をしたわけでもなく、会社を買収し大きな組織にしていきました。
という視点で判断し、
- スカイパーフェクトTV
- 現あおぞら銀行
- 日本テレコム
- 福岡ダイエーホークス
- ボーダフォン
- ZOZO
など次々と企業を買収。買収して規模を大きくすることで大成功しているタイプです。



お、いままでの2タイプにはなかった新しい経営タイプですね!
ほかの著名な大物志向の経営者を挙げると・・・
- 京セラ創業者 稲森和夫氏
- 日本電産創業者 永守重信氏
- 現トヨタ自動車株式会社社長 豊田章男氏
- 楽天グループ創業者 三木谷 浩史氏
- テスラ創業者 イーロン・マスク氏
- アマゾン創業者 ジェフ・ベゾス氏



人志向・城志向にはなかった経営スタイルの企業ばかりですね!
このように、大成功した経営者をよ~く見てみると、「生まれ持った仕事の強みを生かす」ことが共通点と言えるのではないでしょうか?



個性学の開発会社、日本個性學研究所は上場企業すべての役員はじめ、世界中の著名人100万人以上のデータを取り、今でもデータの分析を行っているようです。
経営で「人」に困ったら個性学が役に立つわけ


思うような人を採用できない、従業員が思ったように育たない、社内の人間関係がよくないなど、経営の「人」の問題はなかなか解決が難しい・・・。
でも、「個性学を活用し始めてから人にかかわる悩みを解消できるようになったよ!」と個性学を使っている経営者様から嬉しいお声を聞きます。
では、どんな風に活用できるのかを見てみましょう!



人の問題って、解決するのが一番むずかしいから解決出来たらうれしいですよね~
企業での活用例①採用で活用
前述したように個性学は仕事の適性を知るために開発されたツールです。採用での活用例をご紹介します。
- 採用したい人を引き付けるキャッチコピーを使って「採用したいな」と思える応募者数を2倍に
- 仕事に合わない人を採用しない適材適所な採用をして離職率を下げる



適性診断だけじゃなくて、採用活動でも個性学が使えるんですね!
採用での具体的な活用例は後日記事にてご紹介しますので、お楽しみに。
企業での活用例②配属で活用
個性学は仕事の適性のほか、その人が持っている価値観も見える化できます。
そのため、
- 良い人間関係を作れる人
- どうがんばっても人間関係が良くならない人
が分かるため、人間関係が原因で退職されない職場作りをして、従業員が安心して長く働ける企業を目指せるようになります。
- コミュニケーションが上手くいく人選で人が辞めない組織作り
- 若手が辞めない「合う上司」選び
- 新プロジェクトで最速で結果を出せるチーム作り
というように、従業員の個性を見える化することで目的の達成ができるようになる配属ができるようになります。
企業での活用例③営業で活用
個性学は仕事の適性のほか、その人が持っている価値観も見える化できるため、
がわかります。
相手のタイプに合わせた営業方法をすることで、営業マンの対応力不足による失注を減らすことができます。
営業マンの営業力アップのためのツールとして取り入れる企業もあります。



目的に応じていろいろ使えるから、占いとは活用の幅が全然違いますね。
番外編:生年月日で解ることがあるのか?


最後になりましたが、「生年月日でここまでのことが分かるの?」という疑問の答えになるかなと思い、個性学の創始者石井氏の著書より抜粋しながら生年月日の意味についてご紹介していきます。
個性学は、石井氏が生年月日で解ることだけを抽出しそれを体系化したもので、
生年月日で個性が解るようにした。解ることがあった。決まっていることがこんなにあった。
「経営心理学」石井憲正氏,凸版印刷株式会社,1993年初版発行
と述べています。
しかしこれまで、生年月日が何かの意味があるという視点から科学的に研究されたことがないため、
「生年月日で何が解るか、解るわけがない」という先入観
生年月日で何かが決まってしまうことは受け入れがたい
このように思いますよね?
もちろん私も最初思いました!生年月日ってただの日付じゃないの~と思ってました。
でも、生年月日から分かることを知って「何かが解るのかもしれない・・・」と思うようになったので、もう少しだけお付き合いください!
生年月日で個性を体系化できたワケ
もし生年月日をベースに分かることがあるとすれば、
- 人間の脳が時間を検知し計算するシステムを持っていること
- 誕生の瞬間に決められるものがある
- 周期的に同じ個性が誕生している
この3つの要素を明らかにする必要があると石井氏は述べています。(引用元「経営心理学」石井憲正氏,凸版印刷株式会社,1993年初版発行)



筆者も書きながら????ですが、1つずつ見ていきましょう!
人間の脳は正確な時間を検知するシステムを持っている
「生年月日でわかることがある=時間がキーになっている」、ということなので「人間の脳が正確な時間を検知するシステムを持っている」ことが必要ですよね。
脳の正確な時間を検知するシステムを研究した、東京医科歯科大学の角田忠信教授の著書「脳の発見」(大修館書店)によると、
- 人間の脳には植物や魚のうろこの発達の仕組みと同様の年輪のようなメカニズムがあり、誕生日を境に年輪(加齢)ができるシステムになっている
- つまり、365日を検知し誕生日を検知するシステムがある
- 人間の脳が誕生日を検知する精度は、60歳の誕生日で0.5日の誤算。誕生後の日数に対する誤差は実に43,830分の1という驚くべき精度。
このように、誕生日が人間にとって重要なキーとなっていることが報告されました。
ただ、人間の脳は正確な時間の長さを検知するシステムを持っていても、その脳が機能し始めるのが「誕生日」になっていなければ、誕生日で何かが決まることはありえません。
次の章では脳の機能について見ていきましょう。
脳は誕生の瞬間に機能をはじめる
人間の脳が正確な時間を検知するシステムを持っているのであれば、脳が誕生した瞬間から動き始めるのでは?と考えられます。
胎児は産道で窒息寸前の状態に陥ります。
そのため、ストレス時に分泌される“ノルアドレナリン”が大量に分泌されます。すると、このノルアドレナリンがきっかけとなって、それまでの水中生活から陸上生活に移行するためのすべてのスイッチがオンされることになるのです。
具体的には、脳、そして肺の機能が開始する、とスウェーデンの産婦人科のグループによって明らかにされはじめている。
引用元「経営心理学」石井憲正氏,凸版印刷株式会社,1993年初版発行
この報告を角田教授の脳の年輪の話に結び付けると、
- 胎児が産道を通って誕生する
- 産道を通るときに水中生活から陸上生活へ、ヒトへの変身
- 陸上生活をするために脳と肺の機能がはじまる
- 脳の年輪システムもはじまる
そして脳は、
- 産道を通過する直前まで→ヒトの脳ではない
- 産道を通過した後→ヒトの脳に切り替わる
これらをまとめると、
- 人が人間になる第一歩は誕生の瞬間であり、この誕生の瞬間を起点にして始まる
- 誕生日である生年月日を起点として、人の個性が形成されている
ということが妥当ではないか?としています。
周期的に同じ個性が誕生している
最後に、周期的に同じ性質を持った人が誕生している「周期」についてです。
どのような周期かを特定するために、石井氏は人類が誕生して以来使われてきた数を使って検証しています。
紀元前2600年前頃から2000年ごろには、シュメール人はすでに
- 1太陽年が360日
- 1日が24時間
- 1時間が60分
- 1分が60秒
という60進法を使っており、中国の60干支学のルーツもここに根差していました。
これらは現在の時間単位と一致していて、現在でも使われていることから、60という時間の単位、されにこれを割り切れる数字を加え、これらを1つのサイクルとして個性を特定化していった、と著書に記されています。
また、個性の特定は、100%間違いない「人の性質のキーワードだけ」を抽出する方法を使ったようです。(「経営心理学」石井憲正氏,凸版印刷株式会社,1993年初版発行)
そして、誰もが使えるツールにするために、
- 生まれ持った性格
- 意思決定
- 行動特性
- 仕事の役割
- 生き方
- 能力
を分類し、個性学というものが生まれたというのが個性学の開発裏話でした。
石井氏の著書「経営心理学」は、近日中にAmazonのkindleで読めるようになるようなので、お楽しみに!
まとめ
個性学によく似た名前のツールが世の中にはたくさんあり、マルチ商法に使われているケースもあるようです。
ですが、個性学はの開発ヒストリーや活用方法を見ると、マルチ商法ではなく、心理学とも関係のないツールだと感じました。
仕事の適性を知ることがきっかけで開発され、企業の採用・配置・営業など、人が関わる様々なシーンで活用できる便利なツールが個性学といっていいでしょう。
個性学創始者の石井氏は、


そのような姿を理想とし、今でも研究を続けています。
とても長くなってしまいましたが、以上が個性学が怪しいかどうか検証してみた結果でした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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記事を書いた人
㈱トクエイ チーフディレクター 児島由佳
売れない・集客できないを卒業に導く戦略家
大手販社IT技術サポート→大学新規事業企画室→中国系商社→現職。
婚活がきっかけで個性學の可能性にハマり、エヴァンジェリスト資格を取得。個性学とマーケティングを組み合わせた「後悔しない採用サポート」「狙った人を集客する広告作り」が得意。