\この記事の前にこんな記事もおすすめです/
小さな会社でもできる適材適所の方法はありますか?
うちは小さな会社だから、コストをかけられなくて・・・
適材適所は、従業員と仕事のマッチング。人と仕事のパーソナライズ化です。
1996年以降生まれのZ世代には、自分に合わせたパーソナライズ化は「基本のき」ですから、適材適所をしない会社だと、これからの時代、働く先として選ばれなくなることも起きてくるでしょう。
上手く適材適所できていないと、
- やりたい仕事がやれなくて、従業員が辞めてしまう
- 売上アップの目標が、いつになっても目標達成できない
- 従業員本人はがんばっているけど、成長スピードがとんでもなく遅い
- 従業員がやりがいを感じず、次第に戦力外になってしまう
など、様々なシーンで悪い影響が出てきてしまいます。
そうならないようにするためには、
今回の記事では、従業員の適材適所がわからない方向けに、適材適所に失敗してしまう例と、今すぐに適材適所を叶えるコツをご紹介していきます。
流行りのHRツールは使わないシンプルな方法なので、参考にしてみてください。
- 自分で従業員を管理している経営者様
- 中小企業の人事担当者様
- 中小企業の管理職様
まずはじめに適材適所をするために必要なコト
従業員を適材適所するといっても、誰にでもすぐにできることではありません。
こんな手順で進めると、適材適所をスムーズに始められます。
適材適所をするには、「どんな素質がある人が仕事に向いているか」を知っておく必要があります。
例えば・・
- 新規営業担当に必要なのは、知らないところに入っていくアタック力・図々しいくらいの勇気・ライバルに負けない根性など・・・
- 新商品企画職に必要なのは、他社と差別化できるようになるリサーチ力・分析力、全体の統括力など・・・
- カスタマーサービス職に必要なのは、おもてなしのサービス精神、気配りなど・・
仕事と従業員をマッチングさせるために、次は従業員の素質を見える化していきます。
いやいや、うちは長く勤めている従業員ばかりだから、一人一人のことをよく知っていますよ・・・
このように、勤務年数が長い従業員が多い会社だと、「従業員のことを知っているつもり」になっているケースが多くあります。
そうならないよう、注意点をご紹介していきます。
「従業員のことを知っているつもり」になってしまう落とし穴
長年仕事を一緒にしていると、
- Aさんはこんな人
- Bさんはこんな人
- Cさんはこんな人
と、性格や得意にできる仕事の傾向が感覚的に分かってきますよね。
しかし、ここで問題なのは「感覚的に分かっている」ことです。
感覚で分かっているだけでは、活用することができませんから、数字や文字で具体的に見える化しなければ適材適所は叶いません。
次の章で、具体的に見える化するための方法をご紹介していきます。
従業員を見える化するための10項目
以下は一例ですが、このように分析をすると、従業員を多角的に知ることができます。
誰しも、自分の基準を基本として捉えてしまうので、10段階で自分を5として、どの程度当てはまるのかを書いてみてください。
- 現場で身体を使う仕事が得意か、頭を使って指示する仕事が得意か
- ルーティンが得意か、新しい仕事が得意か
- すぐに決めて動けるか、じっくり考えてなかなか動かないか
- 仕事に対してアイディアを出すのか、指示に忠実に従うのか
- なんとかなる!と考えるのか、何かあったらどうしようと考えるのか
- 協調性はあるのか、個人プレーが得意なのか
- 仕事の過程を大切にするのか、結果や実力を大切にするのか
- 仕事とプライベートは別なのか、一緒なのか
- 喜ぶのは給与なのか、役職なのか
- 競争して楽しみながら仕事ができるのか、協力的に仕事を進めるのか
細かく従業員を分析して理解すると、一人一人に合っている適材適所ができるようになりますが、注意すべきことがあります。
それは、色んな人の視点で分析することです。
従業員を見える化する時に失敗する理由
先ほどの10項目を使って分析するときは、あなたの意見だけでなく、色々なポジションの人の意見を入れることが必要です。
なぜなら、人によっては相手によって態度を変えるケースもあるからです。
例えば・・・
- 自分より上の役職者にはいい顔をするケース
- 自分にメリットがある時だけ、すばやく仕事をこなすケース
- 自分が気に入っている人には、上手く仕事をこなすケース など
人それぞれに癖があるため、そこを見抜いて分析をすることが必要です。
そんな何人にも分析してもらうのは、ちょっと大変だし、協力してくれるかなー・・?
もっと簡単に分かる方法はありませんか?
カンタンに従業員を分析して適材適所する方法
先ほどの従業員を知るための10項目を見える化するには、時間と労力がかかります。
そのため、弊社では適材適所を叶えるためビジネスツール「個性学」を使って、適材適所を叶えています。
従業員の素質を見える化するツールで分析できること
個性学は分析するために様々な分類があり、その分類を使って従業員の素質を多角的に知ることができるようになります。
先ほどの10項目に加えて、このようなことを分析できます。
- 性格
- ミスマッチを防げる向いている仕事分野
- 得意にできる仕事のスタイル
- 離職率を下げる上司・部下との相性
- 手間なく育てられる育成方法
- 管理職のストレスを減らせる伝わる伝え方
- 定着率を上げる配置先
介護サービス業での事例
ここで実際の現場での実例をご紹介します。
愛知県に2拠点を持つ茶話本舗デイサービス東山町様・豊明三明様を運営する株式会社アルナコーポレーション様では、面接の前に応募者を個性学で診断し、適材適所になるかどうかを見極めています。
- 仕事が合わない
- 人間関係が合わない
このような理由で、中途採用者の離職率が高かったのですが、採用段階で個性学の診断を取り入れたところ、離職率が改善しました。
まとめ:苦労して適材適所をするのはもうやめましょう
これまでは適材適所などの人のマネジメントは最も難しい領域でしたが、パーソナライズ化が求められる今、便利に使えるツールが出てきています。
マンパワーがなくても、自社に合った方法で適材適所が叶う時代なので、ぜひ試してみてください。
記事を書いた人
㈱トクエイ チーフディレクター 児島由佳
大手販社IT技術サポート→大学新規事業企画室→中国系商社貿易手配→現職。
インスタフォロワー89人でリアルイベントを満席集客できたことをきっかけにマーケティングにのめり込む。
得意分野は女性向け事業。ウェブツールを使った仕組み作りが得意。