【実例紹介】採用する前に個性学で見極め|従業員の退職を減らした方法とは?

株式会社FM様事例

人を採用しても、合わなくてすぐに辞められてしまう。

退職願

採用に失敗すると、求人広告費代・人件費代などの費用と育成にかけた時間がまるまる損失となってしまいます。

そんな費用と時間のロスは避けたいですよね。

採用活動での費用と時間の損失を減らしたい方向けに、個性学で「あることを見極めて」から人を採用し、従業員の退職を減らせるようになった事例をご紹介します。

この記事はこんな人におススメです

  • 採用してもすぐに辞められてしまい、どうにかしたい経営者・人事担当者様
  • 既存従業員と合わなくて早期退職されるのを減らしたい経営者・人事担当者様
目次

食べログ焼肉百名店に選ばれる大人気店の裏側

今回お話を伺ったのは、株式会社FM事業管理推進部長の石川さゆりさんです。ZOOMを使ってオンラインでインタビューしました。

石川さゆりさん

石川さんが以前所属していた株式会社FMは2008年に創業し、都内で焼き肉屋3店舗、精肉店1店舗を経営する企業です。「安心・安全・おいしい」をミッションに、地元に愛されるお店で、2021年には食べログのTOKYO焼肉百名店に選ばれている人気店です。

焼肉芝浦様の成功した採用

今では人気店となり大繁盛のようですが、どのような問題があったのでしょうか?

指示がうまく伝わらなくて仕事がスムーズに進まない

[石川さん]株式会社FMは私の弟が経営する会社で、私は途中から参加しました。

入社してしばらくすると気になったのが「従業員間で指示がうまく伝わっておらず、仕事がスムーズに進んでいないこと」でした。

その原因となっていたのは「お互いの価値観がすりあわず、上手くコミュニケーションができていない」ことでした。

すぐに何でも自分で動いてしまうのが私の性格で、「自分がどうにかしなきゃ!」と、試行錯誤いろいろな解決方法に挑戦しました。

ですが、結局どの方法を使っても解決できず、疲れ果ててしまいました。

人の価値観の違いが解決のはじまり

でもそんなとき、たまたま勉強会で知り合った人に「個性学という人を理解できるツールがあるから、解決のヒントになるかもしれない」と教えてもらい、個性学の勉強会に参加することに。

勉強会で教えてもらったのは個性学の3分類だけなのですが、「こんな風に人の価値観の違いを知ることができるなんて!」と自分が遠回りしていたことに気づきました。

個性学で自分と自分以外の人の価値観を知ることで、「これを覚えたらすごいことになる気がする」「これからの時代にこれは絶対必要だ」と思い、個性学を深く学び個性学エヴァンジェリストという講師資格まで取りました。

個性学の勉強

その後、社内で従業員それぞれの個性を生かしてもらえるよう、従業員に「あなたはこんなところがいいよね」「あなたはこうだけど、彼女はこう思っているよ」と、分かりやすく個性の違いを地道に伝えていきました。

すると、時間はかかったものの従業員のコミュニケーションは改善されていき、仕事がスムーズに進むようになりました。

個性学を使って人を診断することへの壁

個性学という、あまり知られていないツールを使うことに抵抗感や壁はありませんでしたか?

[石川さん]私は「自分がいいものだ」と思ったら、迷わず人に勧めてしまう性格で・・・苦笑

個性学が仕事に活かせることに確信を持っていたので特に壁は感じませんでしたが、毎日のように「個性学」と社内で言っていたので、最初はうっとうしがられたんです。

でも今となっては「私と〇〇さんの気が合わないのは、個性学でいうと相性が悪いからですか?」と、気にしてもらえるようになりました。

個性学を使って診断すると、他の人には理解されづらい自分のことを分かってもらえるから、とても信頼してもらえるんですよね。「なんでそこまで私のことが分かるの?」って笑。

信頼してもらえる

個性学は生年月日を使って診断するので占いと勘違いされるときもありますが、「自己発見レポート」で自分のことを知ってもらうと納得してもらえます。

生年月日って、きっと何か意味があるものなんですよね。占いはもともと中国で昔から使われてきた暦を使った学問。だから、科学的に証明することは難しいけど、確かにあるものなんだと思います。

採用でこれを見極めると採用の失敗がグンと減る

その後、新しく人を採用する時にも個性学を使って「あることを見極めて」から採用を始めたところ、退職者を減らし、採用に失敗しなくなったと伺いました。具体的にはどんなことを個性学で見極めるんでしょうか?

[石川さん]個性学では人の価値観がわかりますが、

  1. 上司とのコミュニケーションがスムーズにできるサーキュレーション通りなのかどうか
  2. 今が採用すべきタイミングなのか
  3. 自分と相手の相性は良いのか悪いのか

上記の項目も見える化することができます。

なので、個性学でこの3つを診断しておくことで、採用に失敗することがグンと減りました。

児島由佳

ではこの3項目について、ちょっと詳しく見ていきましょう!

見極めるべきこと①サーキュレーション通りかどうか

[石川]まずは応募者と上司が一緒に上手く仕事ができるかどうかを個性学で診断します。

一緒に上手く仕事ができるかどうかは「言葉が伝わりやすいかどうか」が一番大切なポイントです。それを見極めるために、上司から応募者へのコミュニケーションが「サーキュレーション通りかどうか」をチェックします。

児島由佳

サーキュレーション通りだと、スムーズに伝わりますもんね。

[石川]そうなんです。

個性学のタイプによって、自分の言葉が伝わりやすい人と伝わりにくい人がいますよね。

だから、スムーズに仕事を覚えてもらえるように上司から応募者がサーキュレーション通りであることが第一条件としています。

サーキュレーション通りで伝わりやすい
児島由佳

もしサーキュレーション通りじゃない場合はどうなりますか?

[石川]過去に上司と応募者が逆サーキュレーションだったことがあったんです。つまり「伝わりにくい」関係性だったんですよね。

そうしたらすぐに辞められてしまいました苦笑。

「伝わりにくい」逆サーキュレーションだと、上司が言っていることや意味がよく分からなかったでしょうし、コミュニケーションがそもそも成立できてなかったでしょうからつらかったんだと思います。

なのでまずは個性タイプを診断してサーキュレーション通りかどうかを確認します。基本のコミュニケーションが上手くいかないと、お互いにとってストレスとなり、結局は辞める原因となってしまいますから。

見極めるべきこと②採用すべきタイミングなのかどうか

[石川さん]次にチェックするのは応募者のトキです。

個性学では誰しも好調期と低調期があると考え、それをトキのグラフで見える化することができます。応募者のトキが何かをチェックし、採用してもいいタイミングの人だけ採用しています。

児島由佳

もしタイミングが悪い人を採用したらどうなりますか?

[石川さん]過去に低調期の人を採用したこともありました。

最初は良くても、その人が持っている本来の良さを発揮できず、「この仕事は自分に合っていない」と思い込んでしまい、早いタイミングで退職を希望されたことがありました。

また、上司から「仕事ができない」と思われてしまって会社と上手く付き合えなくなることも。

いいことが起こりませんでした泣。

それ以降は、採用しても問題ないタイミングの人を採用するようにしています。すると、長く働いてくれる確率が上がるので採用のタイミングはトキで見極めています。

見極めるべきこと③自分と相手の関係性は良いのか悪いのか

[石川]最後のポイントは応募者と上司の相性を個性学で診断します。この相性は性格・仕事の進め方・トキなど総合的に判断されて出される相性で、一生変わらないものです。

相性は気にするタイプの人と気にしないタイプの人がいますが、サーキュレーション同様、一緒に仕事をする上で大切な指標です。

相性は14段階あり、良い相性だとスムーズに協力して仕事ができます。逆に、相性が悪いとお互いの考えが理解できないし、何もかもがかみ合いません。1時間で終わることが5時間かかったり、トラブルになったり・・・。最初はよくても、次第に悪くなる相性もあるので注意が必要なんですよね。

児島由佳

じゃあ相性がいい人しか採用しないってことですね。
では相性が悪いとどんなことが起きてしまうんですか?

過去に、店長はじめ従業員と相性が悪い人から応募があったんです。その時は人手が足りておらず採用したのですが、結局「合わない」という理由で辞められてしまいました。

当時採用するためにかかったコストは求人広告掲載費用約40万円・・・。それが全部損失。このコストって見逃しがちですが、40万円かけても働き続けてくればそれは損失にならないですから、できるなら長く働いてほしいですよね。

最近、応募者と従業員全員の相性がいいケースがあったんです。即採用しましたが、相性がいいおかげで入社してからも人間関係には悩むことなく働いてもらえています。

採用活動に個性学を活用するメリット

児島由佳

採用で応募者を見極めするために、診断テストもありますよね。
そういった診断テストと個性学の違いは何でしょうか?

[石川さん]他の診断テストは応募者が答えを意図的に操作できてしまう点がデメリットだと感じています。

診断テストの弱点

私も過去に経験がありますが、「人と協力して仕事をしたいと思う」という質問に対して、「はい」と答えないと採用されないかもしれない、って思ったら回答を意図的に操作しますよね。

それに比べると、個性学は応募者に診断テストを受けさせず、生年月日で分かることで診断するためフラットに人を診断できると感じています。第一印象だけで人を判断せず、その人の本質の価値観まで瞬時に理解できるツールは他にはないんじゃないでしょうか?

まずは自分を改めて知るという意味で個性学で自己発見をし、他の人の価値観を知ることで人としての器を広げることができるのもいいですね。

自分と他人を知って終わりではなく、「どのように対応すれば課題をクリアできるか」が個性学だとすべて分かるので、他の診断テストとは違うかなと思います。

まとめ

今回は元株式会社FM事業管理推進部長の石川さゆりさんにお話を伺い、採用に個性学を活用して従業員の退職者を減らし、採用の失敗を減らす方法をシェアしていただきました。

今回の例のように、新規採用時に応募者を診断して既存従業員と上手くやっていけるかを見極めるケースは多くあります。株式会社FM様では、

  1. 上司とのコミュニケーションがスムーズにできるサーキュレーション通りなのかどうか
  2. 今が採用すべきタイミングなのか
  3. 自分と相手の相性は良いのか悪いのか

以上の3点のポイントを見極めてから採用することで、従業員の退職を減らせるようになりました。

石川さん、お話いただきありがとうございました!

まずは従業員全員の個性がどんなタイプなのかを調べることから始めると、今まで解決できなかった人の問題がクリアになるキッカケになるかもしれません。調べてみたい人は個性学のアプリ「個性学one」を使ってみてください。

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