
- 新商品を知ってもらえる集客イベントをやりたい
- 見込み客を作れるオンラインイベントを開催したい
- 地域への知名度を高めるためのイベントを開催したい
コロナが落ち着いてきて、イベント開催を考えている方も多いかもしれません。
イベントは話題性があって、新規見込み客とも出会える絶好のチャンス!
でも、不安なのが、
じゃないでしょうか?

私はイベント主催を何度も経験していますが、毎回集客が上手くいくかどうか、すごくヒヤヒヤします。
この記事では、イベントで集客に失敗したくない人のために、
- イベント開催で押さえておきたい最初のコツ
- イベント集客でやっちゃいけないNG集客例
- イベント集客が上手くいかない時の最終手段
これらを、最近開催したイベントを例に挙げながらご紹介していきます。
下の目次のタイトルをタップすると、見たいところだけを見ることもできます。
イベント集客で押さえておきたい最初のコツ
イベント集客に一番大切なことは何だと思いますか?
- 日程?
- 開催場所?
- イベントのコンテンツ?
- 気軽さ?
答えは、イベントの「ベネフィット」を決めておくことです。

ベネフィットとは、和訳すると「便宜や利点」ですが、つまり「自分にとってイイことをもたらしてくれること」です。
イベントに参加すると、こんなにいいことがあるんだよ!と参加者に分かりやすく伝えることができていれば、集客はスムーズに進んでいくはずです。
ここで実例をご紹介します。
2022年5月29日(日)名古屋市昭和区にあるネイルサロンみねたや様で、「ネイリスト交流会」を開催しました。

オーナーの峯田和代さんは、「これから新たにネイリストを採用していくため、最適な人材と出会うためのイベントを開催したい」とのご意向でした。
しかし、「ネイリスト採用のためのイベント!」と打ち出しても、集客できないのは目に見えています。
そこで、「孤独に一生懸命働いているネイリストの交流の場として、ネイリストの情報交換ができるイベントにすれば集客できるのでは?」と仮説を立ててみました。

この場合の参加者のベネフィットは、
- 参加ネイリストは、普段交流できない他店のネイリストと情報交換ができる
- 参加ネイリストは、先輩ネイリストから、技術・集客のコツを学べる
SNSとチラシには載せていませんが、ネイルサロンオーナーのベネフィットは、
- ネイルサロンオーナーは、現役ネイリストがどんな働き方をしているのか実態を知れる
- ネイルサロンオーナーは、魅力的なネイリストに採用オファーをかけられるから、採用の手間を省ける
などが考えられます。
これらをインスタグラムに載せたところ、イベント開催記事を出して3日も経たないうちに、満席集客をすることができました。

このように、「参加者のベネフィットを決めておく」ことで、集客を驚くほどスムーズに終えることができるようになります。
イベント集客でやっちゃいけないNG例

イベント集客がもしスムーズにいけば、あとは当日の準備をするだけです。
でも、集客がうまくいかない場合、焦ってどうしよう!と慌ててしまいますよね。
そんな時にやっちゃいがちだけど、やっちゃいけないNG集客例をご紹介します。
集客NG例①
一番時間と労力の無駄になるのは、「手作りチラシをテキトーに配る」ことです。
イベントは、参加者にとってのベネフィットが大切だと紹介しました。
そのベネフィットに合致する人にイベントを紹介しないと「参加したい!」とはなりません。
なので、近所にチラシを配ったり、街頭でチラシを配ったりして集客をするのは至難の業。
チラシの反応率は0.01%前後なので、1000枚配っても1人集客できるかどうか。
チラシを作って配るなら、イベントのベネフィットを魅力に感じてくれる人が集まっている場所で配りましょう。
集客NG例②
NG例2つ目は、「SNSで宣伝しまくること」です。

SNSはすぐに情報を発信できて、すぐ反応が出るので便利なツールですが、宣伝だと分かると読者はスルーしてしまいます。
そうならないように、
- 毎日宣伝しない
- 宣伝するときは、ベネフィットを伝える
を心がけるとよいです。
ちなみに、先ほど紹介したネイリスト交流会はインスタのみの告知で7人集客しています。
もともとファンがいるアカウントだったこともありますが、ベネフィットを伝えた告知が満席集客に効きました。
イベント集客が上手くいかない時の最終手段
ベネフィットをしっかり伝えているはずなのに、どーしても集客できない!開催日が迫ってきた!となったら、最終手段です。

SNS広告には、
- facebook広告
- インスタグラム広告
- Twitter広告
などがあります。イベントの想定参加者が一番使っていそうなSNSに広告を出すのが一番効果的です。
前述のネイリスト交流会はSNS広告も想定していましたが、インスタグラムの投稿のみで集客ができました。
もし集客できなかった場合の想定は、
- インスタグラム広告に、開催3週間前から4日間打ち出す。
- 広告の配信ターゲットは、名古屋市のネイリスト(詳細に配信設定ができる)
- 広告をクリックすると、イベント詳細ページに飛び、そこから予約ができる導線
- 広告に出す画像は参加者のベネフィットを強調した分かりやすい画像
- 広告文章は、参加者への共感とベネフィットを記載
このように想定をしていました。
SNS広告は、雑誌広告とは違い、投稿を作って広告申請をすれば、早ければ60分以内に広告発信を始めることができます。
すぐに多くの人にイベントの広告を届けられるため、即効性が必要な時に効果的です。
最終手段が効かない例
即効性があるSNS広告ですが、
- 開催日が迫っている
- 参加費が高い
- 内容が分かりにくい
- そもそもイベントに魅力がない
このような条件だと、SNS広告の結果は出にくいのでご注意くださいね。
次回の集客をラクにするためにイベント当日にすべきこと
もしイベントをまた開催する予定があるなら、次回の集客がラクにできるような仕込みをしておくことをオススメします。
- 参加者がどんな人か分かる写真を撮っておく
- 参加者が充実した時間を過ごしている様子が伝わる写真を撮っておく
- 私も参加して大丈夫そうなイベントだな、と思ってもらえる写真を撮っておく
- やっぱり行けばよかった・・・と思ってもらえる「参加者の声」を収集する
イベントに初めて参加する参加者は、
- 変な勧誘があるんじゃないか?
- 自分はイベントで浮いた存在にならないか?
- 変な人がいるんじゃないか?
など、不安を抱きやすいです。
それの不安な気持ちを「大丈夫そうだな」と安心に変えられるような写真・参加者の声は非常に大切です。
私の経験では、写真と参加者の声をイベントの案内に載せるようにしたところ、集客率が40%アップすることができました。




まとめ
イベント集客に失敗しないようにするためには、
- イベントのベネフィットをしっかりと考え、伝わる発信をする
- 時間と労力が無駄になる集客方法はしない
- 最終手段にSNS広告を使うと効果的
イベント集客は、しっかりと内容を作り、魅力あるベネフィットがあれば、参加者は自然と集まるようになります。
もしベネフィットの設定ができていなかった人は、まずそこからはじめてみてください。

今回の事例となったお客様:ネイルサロン minetaya様
ご利用ありがとうございました!
- 集客力をアップするイベント告知用の文章作成
- インスタグラムで集客がスムーズにできるバナー画像、申し込みフォーム作成
- 会って伝えて集客に繋がるA4チラシ
- イベント運営でバタバタしなくてもいい、当日受付・司会進行
- 見たら参加すればよかった・・!と思ってもらえるイベント風景撮影

本件担当者&記事を書いた人
㈱トクエイ チーフディレクター 児島由佳
大手販社IT技術サポート→大学新規事業企画室→中国系商社→現職。
インスタフォロワー89人でリアルイベントを満席集客できたことをきっかけにマーケティングにのめり込む。
得意分野は女性向け事業。ウェブツールを使った仕組み作りが得意。