会社の業績はいいけど、従業員同士が合わない。例えば、
- 従業員同士の仲が悪くて、協力して仕事に取り組んでくれない
- 従業員同士の仲が悪くて、仕事の効率が上がらない
- 従業員同士が合わなくて、派閥のようなものが生まれている
- ギスギスした人間関係が原因で人が定着しない
このような「人」にかかわる課題はお金で解決できないため、経営者にとっては悩みの種ではないでしょうか。
人の問題は一番解決が難しくて、うちも困っています。
こんな風に従業員同士が合わないことに困っている経営者・人事担当者様向けに、適材適所を叶えるために開発されたツール「個性学」を活用した解決方法をシェアしていきます。
- 従業員同士の人間関係をよくして、生産効率を上げたい経営者さま
- 人間関係が原因の離職を減らして、人に魅力がある会社にしたい人事担当者さま
従業員同士が合わない理由とは
従業員同士が合わないといっても、いろいろな理由が考えられます。
- 性格が合わない
- 価値観が違いすぎる
- 仕事のスタイルが違いすぎる
- 過去にトラブルがあって人間関係が悪いまま
従業員同士が合わないことは、人間関係が悪いということです。
人間関係の改善が難しい理由は、数値やデータで見える化することが難しく、解決につながる最善の方法が見つかりにくいからです。
そのため、本や検索して見つけた解決方法があったとしても「自社の従業員に当てはまるかどうか」が分からないため、効果を得られないリスクがあります。
かといって、従業員の人間関係を悪いままにしておくと、いいことは起こりません。次の章では、従業員の人間関係の悪さがもたらずデメリットをご紹介していきます。
従業員の人間関係が悪いままにしておくと起こる最悪の事態
従業員の人間関係が悪いとどんな悪い影響が出てくるのか、改めて見てみましょう。
チームワークが下がり生産効率が落ちる
一人で完結できる職種ならいいですが、ほとんどの場合が一人ではできない仕事。
そのため、従業員の人間関係が悪いと、仕事がスムーズに進まず生産効率が落ちてしまいます。
人間関係が悪いと「話しにくい」「話すのがおっくう」「もめるのがいやだ」という意識が働いて伝えるべきことも伝えずに放置してトラブルに発展、なんてことも起こってしまいます。
例を挙げると、「コミュニケーション不足により情報共有がうまくできず、受注できるはずの案件を失注してしまう」ことが起こってしまいます。
業績はいいけど社内がギスギス。魅力がない会社に
従業員の人間関係が悪いと、人間関係の悪さに耐えきれない人が次々と離職してしまいます。その多くを占めるのが、人間関係を重視するタイプの人たち。
会社にとっては人と人とをつなげる大事な役割を果たしてくれる従業員が辞めてしまうと、社内は一気にギスギスモードに。
仕事はできても人間関係が最悪な会社になってしまいます。
そうなると、新卒採用・中途採用で応募者に「よさそうな会社だな」と思ってもらえず、人が集まらなくなってしまいます。
人間関係が原因の離職が増えると将来の幹部候補が育たない
従業員の離職理由のランキングで「人間関係」離職者が増えると、経営者を支える幹部候補者がどんどん減ってしまい、いつまで経っても幹部候補が育ちません。
すぐに替えの幹部候補者がいればいいですが、人は一日で育ってくれませんし、幹部に育つまで何年もかかるケースを考えれば、幹部候補者の離職は大きな損失になります。
このような事態にならないように、従業員の人間関係を見える化する方法を次の章でシェアしていきます。
従業員の人間関係はこうやって見える化できる
従業員の人間関係を見える化するには、まず従業員がどんな人かを見える化していきます。
今回は、誰でもカンタンにすぐ見える化できるように「個性学」というツールを使って、従業員を分析していきます。
個性学は仕事の適性を知るために1990年に完成したツールで、生年月日だけで生まれ持っている仕事の適性・性格・価値観を見える化することができます。
カンタンいうと、人は3つのタイプのいずれかの性質を持っていて、そのタイプごとに合う合わないがあるため、まずは従業員のタイプが3つのタイプのうち、どこに当てはまるかを診断していきます。
個性学の詳しい説明は下の記事も参考にしてみてください。
コミュニケーションには伝わりにくいタイプが決まっている
従業員の人間関係が悪い原因に考えられるのは、
- 伝えたいことが上手く伝わらなくてコミュニケーションが上手くいかない
- 相手の言動が理解できなくて自分とは合わない
このようなコミュニケーションに関わる原因は、個性学のタイプが分かればほとんどの原因を見える化できます。
まず、個性学のシステムで生年月日を診断すると生まれ持っているタイプがわかります。タイプは3つに分かれ、このような違いがあります(詳しい違いは別記事をご覧ください)。
- 信頼され、いい人と言われる人生を目指す●人志向
- 楽しむために稼いで自立する人生を目指す▲城志向
- 可能性を試し、すごい人を目指す■大物志向
この3つのタイプには、コミュニケーションが伝わりやすい相手と、伝わりにくい相手が存在します。
例えば、
- ●人志向の人は、▲城志向には伝わりやすいけど、■大物志向には伝わりにくい
- ▲城志向の人は、■大物志向には伝わりやすいけど、●人志向には伝わりにくい
- ■大物志向の人は、●人志向には伝わりやすいけど、▲城志向には伝わりにくい
- 同じタイプ同士は伝わりやすい
このようなコミュニケーションの流れ(サーキュレーション)が存在します。
この法則は一生変わらないため、コミュニケーションが伝わりにくい相手は一生伝わりにくいんです。
全従業員を個性学で分析すると、どこで人間関係が悪いのかが一目瞭然。
合う人・合わない人があり、それは一生変わりません。その理由は次の章で詳しくお伝えしていきます。
合う合わないは相性で決まっている
従業員の中では合う人もいれば合わない人がいるのは全員同じです。
合う合わないを見える化する「相性」は一生変わることがない人間関係の相性を知ることができます。
相性には14段階あり、天分・トキを加味して自動算出されます。
相性が悪いと熱しやすく冷めやすいため、最初は合うと思ったら徐々に合わないことが分かって問題が起きやすくなります。
一方、相性が良いと、じわじわ関係が深まるため、すれ違いが少なくお互いにストレスがない人間関係を築くことができます。
14段階中、上から6番目までの相性は人間関係がスムーズにいきますが、それ以下だと問題が起こる可能性があるので、上司部下の関係や同じチームにするには注意が必要です。
従業員の人間関係を改善するコツ
経営者や人事担当者があらかじめ従業員同士のタイプと相性を知っていれば、このような対策ができます。
- 相性が悪い人同士を上司と部下にしない
- 相性が悪い人同士のデスクを隣にしない
- 新規採用者は相性がいい先輩に指導をさせる
- 経営者と相性が悪い人を幹部にしない
従業員の個性タイプ診断と相性診断で従業員の人間関係を見える化することで、対策が難しかった人間関係の改善ができるようになります。
タイプと相性を活用した事例
従業員の個性タイプと相性を活用して、従業員の人間関係を改善した事例をご紹介します。
不動産業を営むF社の社長は、従業員のデスクを同じ個性タイプごとに分けたそうです。
すると人間関係を大切にする人志向グループはいきいきと、競争心ある城志向は仕事にバリバリと、成功を目指す大物志向はよりダイナミックに仕事に取組み、社内の人間関係が良くなったそうです。
また、製造業を営むK社では、新卒採用内定者との懇親会をタイプごとにグループ分けすることで、内定学生の信頼度・安心感を上げることができました。
まとめ
従業員同士の人間関係は改善することが難しく、放置されやすい課題ですが、個性学で従業員を診断し、
- 相性が悪い人同士を上司と部下にしない
- 相性が悪い人同士のデスクを隣にしない
- 新規採用者は相性がいい先輩に指導をさせる
- 経営者と相性が悪い人を幹部にしない
このような配置をすることで改善することができます。
個性学は従業員にテストを受けさせることなく診断できるため、経営者・人事担当者が活用すると人の活用に大きな助けとなってくれます。
トクエイでは、個性学が気になる企業様向けにトライアルキャンペーンを準備していますので、お楽しみに!
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記事を書いた人
㈱トクエイ チーフディレクター
個性学エヴァンジェリスト 児島由佳
大手販社IT技術サポート→大学新規事業企画室→中国系商社→現職。
自身の婚活をきっかけに個性学に出会い、お見合いで個性学を実践。その後、講師資格取得。ビジネスで自分を生かす秘訣として個性学を広めている。趣味はワインとぬいぐるみ。